お家でモノつくり Fish Clip用木製ティップ付の製作と改造

 さて、本日は入院直前にやっていたことの話です。

その前になりますが、6月の釣行で指に針がぐっさり刺さる事故があり(Youtube動画第12話、2025.6.15)

その直後に小型プライヤー(SUS)の先に取り付ける「木製ティップ」を設計&製作し、魚を掴む専用プライヤーに改造しました。→本Blog(2025.7.13の話)

https://pescabonita.blog.fc2.com/blog-entry-1721.html

 この安全対策により、不意の針掛かりや魚の歯から指先を守り、尚且つ「接触面の大きい木製鈎」を使うことで、魚の口をしっかり掴んでも不用意に傷つけたり必要以上に触る負荷を減らすことができるようになりました。→(Youtube動画第14話、2025.6.22)

https://www.youtube.com/watch?v=v2ftIohE4oM

過去にはBoga Grip(正規及びブラジルや中華類似品)やプライヤー(普通品の他ブラジル/Amazon初釣行時に購入したアルミ製のプライヤー)なども使ったものの、やはり魚の顎を傷つけてしまったりするので、手袋をはめたり親指だけ保護するカラー(PET)を使ったりしたものの、自分の手をほぼダイレクトに使うのでハンドリングはしやすくなるものの、指の保護はまだ不十分だし、いちいち手に装着するのが面倒なため、イージーな素手になってました。

そこで上述のような経緯で、ずっと頭の片隅にあった(モスキートみたいな)小型プライヤーに木製ティップをつける改造をし、一応この件はクローズしたのですが、

魚に対して幾分小さ過ぎ、型木製ティップの分もあり、少し柄の開きが大きくなってしまうのが難だなと感じていたので、

今回これも頭の片隅に置いてあった、Fish Clip(Boga模倣品)に木製ティップをつける案を実際に形にしてみました。

1)設計3D-modeling

現物(Fish Clip先端部)の測定。厚みは2.5mm

面取りが片面なので、左右若干違うように見えますが、同形状です。


これをCambus挿入して描画して行き、主に押出で立体化し、細かい部分を整えるだけ。

上下二分割してCAM、NC-Data生成してと、

 









手元にある素材/Stock、幅60mmに配置するのに、若干苦心の調整がありましたが、素材固定穴を上手くかわし、外周エンドミル幅も確保しつつ、なんとか4ピースを配置。

素材寸法は60W x 100mmL、材質はです。

さて削り出しですが、その前にCNC3030ProVer-Maxのテーブルに位置決めピン穴を追加工。

なんせテーブルの固定用ネジ(M6)の位置が限られて、その位置に縛られるから。。。。


上記の点を考慮したストックを準備(鋸切り、ボール盤で4角穴明け)し、テーブルにセット。

内面側から加工、

第一工程Φ3-Fエンドミル  第二工程 Φ2-Bエンドミル


素材を反転して外面を削り出し。

第一工程 Φ6-Fエンドミル

第二工程 ΦΦ3-Fエンドミル、第三工程 Φ2-Bエンドミル(等高線、捜査線)


製品を切り出し、バリ取りして全体をペーパーなどで仕上げ


Fish Clip先端に仮組確認、ほぼok。


外形は問題ないものの、採寸時に厚みを少し読み間違えたのか、若干のソリがあるのか、ドンピシャぴったり収まらず。。。(^^;


ま、致命傷ではないので、左右ティップの半割ピースを、それぞれClip先端に取付、エポキシ接着剤でしっかり接着。


敢えて合わせ面に出た接着剤は除去です、そのまま木製ティップの外面全体に瞬間接着剤を塗って防水&補強したら完成。魚の歯には勝てないのは重々承知なので気休めです。。。(^^;

まだ実釣投入&テストしてませんが、カチカチ開閉した感じでは、しっかり魚の口を掴んでくれそうな気がします。

後日、カヤックフィッシング再開/動画で報告出来たらと思います。

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