2025年 ベイトつくり② 90mmペンシルベイト(Nuevo) 削り出し

さて、今年(2025)の「ベイト/ルアー作り」第6弾、

全くの新作ベイトの製作ですが、ボディの削り出しを終えました。

Size-90mm 5908PB-AH90Minnow (Pau), 3D&MC 2025proto

重心(バランス)を変えた派生モノも一緒に、2個setに配置して同時に削り出しました。

ストック/板、材質/桐、寸法80W x 300L x8.5t


加工機/CNC3030ProVerMax

内側の削り、錘を入れる部分が上下で若干違いますが、


 外側の削りは全く同じなので、パターンを使用。


2セット分一緒に削るし、途中で間抜けにも電源コードが抜けるアクシデントがあり1peace(右上)の一部をパテ補修してから加工をしたこともあって、かなり時間がかかりました。

そして今回も最も出来が気になるのが、リアルに細かくモデリングした詳細部(顔や鱗)

特に鱗分はパスが複雑になり、欠け防止を意識して切削速度を100mm/minまで落としたので、時間がかかった(ここだけで正味7時間程/2set)ものの、ざっと見て、モデリングを忠実に加工して、まずまずの出来でした。

かなり深く削り込んで、1セット分が無駄になったかと思いましたが、パテ補修した部分がそれなりに削れていたので、追加製作せず予定通り2セット分試作ができそうです。

ただこの詳細部加工の前にやる外面最終仕上げ工程で、工数と時間をかけたのに、ボールエンドミルの工具経の違いから底面(合わせ面)に近い部分をカバーしきれてない点が目立ち、残念なところ。

それと毎回、この素材で出る薄い筋状の凹凸があまり改善してませんでした。

通常、下地コートで消える程なんですが、厚くコートするとせっかく削り出した詳細部が消えてしまうので、そのまま軽くペーパーで処理する程度で、

この微細な凹凸模様が、アルミ貼り付けしても浮き出て、最終工程まで残ることになり、

これまでもそのまま、ま、考え方・見方を変えれば「リアルな自然な表情」とも言えるので、そんな「味」として許容しているのですが、、、(^^;

ひとまずこれらの点を踏まえ、もう一つの派生版(ノッチ入れたダーター型)CAM&実切削を勧め、これらを最終手仕上げしてで出てくる問題点を、再モデリング(多分来季かな)へフィードバックして、このシンプルなベイトを完成させたいと思います。

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